bluegrasswise ブログ

日本列島とほぼ同じ緯度にあるアパラチア山脈、どことなくその人情も日本人に通じる 南部アパラチアの田舎から生まれたオーガニックでエコなアコースティック音楽(共鳴 /共生)、そして1960年代以降のヒッピー文化を含むカウンターカルチャーとの出会い で自由な個々人の感性を尊重する非マウス音楽として人知れず世代を越えて広まりつつあるブルーグラス(bluegrass)にかかわる(wise)ブログです。

60年前の新聞売りのジミイ少年

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「日本ブルーグラスの夜明け」

今年もよろしくお願いします。 管理担当より
2018年最初の記事になります。編集長からのお願いです。

 

35年目を迎えていますブルーグラス月刊専門誌「ムーンシャイナー」、2018年1月号の特集は「日本ブルーグラスの夜明け」と題して、ちょうど60年前の1958年1月、日本最初のブルーグラス音源として発売された7吋(インチ≒18cm)シングル盤(45回転)を機に、日本発売されたシングル盤、全19枚を、コレクターの永井英夫さんの協力で紹介しています。
そして2月号からはシングル盤最初の1枚、レスター・フラット「新聞売りのジミイ少年“Jimmie Brown, the Newsboy”/山小屋で“Blue Ridge Cabin Home”」(日本コロムビア、Columbia LL-101)から、19枚目の1972年4月発売のカントリー・ガゼット「ホンキー・キャット“Honky Cat”/ダウン・ザ・ロード“Down the Road”」(東芝EMI、Liberty LLP-10482)まで、発売順に19枚をシリーズ紹介して行く予定です。シングル盤発売ということは、ある程度のヒットを目指した商品であることから、当時の社会や音楽状況も興味深いところです。

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http://www.bomserv.com/MoonShiner/

ただ若輩モノのわたし、1958年といえばまだ9歳。いくらなんでも、ブルーグラスとは無縁です。もし皆さんの中で、1958年1月発売のレスター・フラット「新聞売りのジミイ少年“Jimmie Brown, the Newsboy”/山小屋で“Blue Ridge Cabin Home”」のシングル盤に関して、何かの接点や思い出などありましたらお寄せいただけませんか?

 

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写真提供:永井英夫

ちなみに同じ1958年4月には、7吋EP盤(45回転)4曲入りのフォギー・マウンテン・ジャムボリー「新聞売りのジミイ少年“Jimmie Brown, the Newsboy”、フリント・ヒル・スペシャル“Flint Hill Special”/花のような恋人“Your Love Is Like a Flower”、フォギー・マウンテン・チャイム“Foggy Mountain Chimes”」(日本コロムビア、Columbia EM-212)が発売されています。また、二枚目の7吋シングル盤の日本発売は1959年12月発売、 ドン・レノ、レッド・スマイリーとテネシー・カットアップス「ディキシーブレイクダウン“Dixie Breakdown”/いつわりの涙“Your Tears Are Just Interest on the Loan”」(東京芝浦電気、Angel HM-1058)となっています。
上記二枚についても、その思い出や当時の様子など、何かありましたらお寄せください。

 ブルーグラスにかかわる皆さんの記憶や思い出を、日本のブルーグラスコミュニティに留め置くべく、皆さんの協力をお願いします。

ムーンシャイナー誌編集長、井上(渡辺)三郎