bluegrasswise ブログ

日本列島とほぼ同じ緯度にあるアパラチア山脈、どことなくその人情も日本人に通じる 南部アパラチアの田舎から生まれたオーガニックでエコなアコースティック音楽(共鳴 /共生)、そして1960年代以降のヒッピー文化を含むカウンターカルチャーとの出会い で自由な個々人の感性を尊重する非マウス音楽として人知れず世代を越えて広まりつつあるブルーグラス(bluegrass)にかかわる(wise)ブログです。

マイケル・デイブズ 超ブルーグラス原理主義者?!!

http://www.nonesuch.com/sites/g/files/g2000003526/f/styles/album_detail_338_300_/public/201601/michael-daves-orchids-and-violence.jpg?itok=Kz-5UW-E

 

本日は編集長に代わってブログ管理人が書かせていただきます。

マイケル・デイブズ。どちらかと言うとクリス・シーリとのアルバム>『Sleep with One Eye Open』でご存知かたも多いともいます。

ムーンシャイナー2011年7月号より

ブルーグラス原理主義者 マイケル・デイヴス
 クリス・シーリの天才については、60余年のブルーグラス史に現れたビル・モンロー
を凌駕するストリングバンド音楽の改革者、かも知れない、というビミョーな位置に置
いて、もうトヤカク言うのは止そう。少なくとも、サム・ブッシュやデビッド・グリス
マンよりはるかに、その衝撃波が大きいことだけは、胆に刻んで……。
 そのクリスが、マイケル・デイヴスという若者と、昨夏のパンチ・ブラザーズ第3作
(公式には第2作)『Antifogmatic』につづいておそらく今年のブルーグラス最高作の
ひとつ、オールドタイム・ブラザーデュオ作品『Sleep with One Eye Open』(左写真
)を発表した。クリスと対で組む奴、……マイケル・デイヴスってどんな奴だ!?と思え
ば、やっぱ、そんな奴……、超ブルーグラス原理主義者!?

http://www.thiledaves.com/wp-content/uploads/2011/04/thiledaves_sleepwithoneyeopeon.jpg

 

本日の主役は”クリス・シーリ”ではなく、あくまで”マイケル・デイブズ”です。

彼の新作”Orchids and Violence”。タワレコのコピーには、

ブルーグラスのトラディッショナル曲を、伝統的なアレンジと実験的ロックの2通りで解釈した野心的な作品」とあり、Side1がブルーグラス・サイド。Side2がエレクトリック・サイドの構成で、同じ曲をアレンジを変えて演奏してます。

ブルーグラス・ファンにはSide1なのでしょうが、是非此のアルバムがSide2をじっくり聴きこんでいただきたいです。

個人的には”ジャムグラス”好きとか”デッド・ヘッズ”には受け入れていただけるアルバムじゃないかと思います。

このアルバムのことを教えくれたのは横浜の島田耕さん、

「ブルックリンのサブカルの今を知るには良いアルバム。」ということです。