bluegrasswise ブログ

日本列島とほぼ同じ緯度にあるアパラチア山脈、どことなくその人情も日本人に通じる 南部アパラチアの田舎から生まれたオーガニックでエコなアコースティック音楽(共鳴 /共生)、そして1960年代以降のヒッピー文化を含むカウンターカルチャーとの出会い で自由な個々人の感性を尊重する非マウス音楽として人知れず世代を越えて広まりつつあるブルーグラス(bluegrass)にかかわる(wise)ブログです。

ジョン・グリック本日帰米、ありがとうございました!

ジョン・グリック デル・マッカリー・バンド

 

2019/05/28

ブルーグラスな皆さま、
 この度は関東、関西でジョン・グリック、ほぼ二週間、各地10か所で歓迎していただきありがとうございました。
 ジョンは1951年5月28日生まれ、今日が68歳の誕生日。たった今、成田で乗り込んだアメリカ行きの飛行機内でおそらくメリーランド州ボルティモアまで、もっとも長い誕生日を楽しむことになるでしょう……!?

 驚くべきことに初めて17~18歳でブルーグラスを知り音楽を、フィドルを弾きはじめたというジョン。1970年代に時代の空気を胸一杯に吸い込み、なんと弾きはじめて10年もしない内にフランク・ウェイクフィールドのグッドオールボーイズに呼ばれて初録音『Frank Wakefield & The Good Ol' Boys』(Flying Fish 049)という天才だ。そののちデル・マッカーリーやダン・ペイズリーらの名盤に名を残すもナッシュビルには向かわず、ワシントンDC/ホルティモア地区で活躍、トラッドグラスに人生を捧げた苦労人。

京都大学吉田寮にて学生ワークショップ
2019/05/26 京都大学吉田寮にて学生ワークショップ

 音楽に対する熱をずっと持ちつづけ、小手先でごまかさず思いっ切り弾きつづける(途中でワンパターンに陥ることも含めて)すばらしいブルーグラスソウルを持った、1970年代の熱をそのまま持ってる21世紀の、今やめずらしい天然記念物……!? インプロバイズするロングボウのブルースからはじまったブルーグラスフィドルの歴史とともに、クラシックやジャズも能くするスーパーキッズ出身フィドラーが多い昨今、今では珍しくなった「叩き上げフィドラー」の魂が聴ける稀有なフィドラー。

2017/05 マンモスキャンプで宝塚ブルーグラスファミリーバンドと。
2017/05 マンモスキャンプで宝塚ブルーグラスファミリーバンドと。

 きっと来年も5月中旬、日本在住の息子さん、ルーカスB.B.が主宰する富士・西湖での家族向け「マンモス・ハローキャンプ ミュージック&ラーニングフェス」に参加するために来日することでしょう。

ジョン&さぶさん
2017 マンモスキャンプでのスナップ
SENSEI×DESIGN-LABO | 未来を担う子どもたちが生き生きとする社会を創る!

 ジョンとサブさんのワークショップに参加いただいた方、また心を寄せていただいた方に、ジョンとともに心から感謝します。みなさん、ありがとうございました。
そしてジョン、心からのすばらしいフィドルをありがとー!!