bluegrasswise ブログ

日本列島とほぼ同じ緯度にあるアパラチア山脈、どことなくその人情も日本人に通じる 南部アパラチアの田舎から生まれたオーガニックでエコなアコースティック音楽(共鳴 /共生)、そして1960年代以降のヒッピー文化を含むカウンターカルチャーとの出会い で自由な個々人の感性を尊重する非マウス音楽として人知れず世代を越えて広まりつつあるブルーグラス(bluegrass)にかかわる(wise)ブログです。

Stuart Duncan & Noam Pikelny 来日! その3

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 ブルーグラスな皆さま、今夏、全国的な災害、そして猛暑、被害に会われた方、お見
舞い申し上げます。

 さて現在、世界最高峰のフィドルバンジョー奏者、ふたりの来日のお知らせです。

 

bluegrasswise.hatenablog.com

 

 ムーンシャイナー誌9月号でも特集しましたように、10月21日から、東京(21日)、札幌(22)、大阪(23)、名古屋(24)の4都市を4日間で巡るという強行ツアーのお知らせです(わたしもすべてに参加します)。大阪のご予約、お問い合わせはこのメールに返信ください。それ以外は、それぞれ添付チラシの各地へ……!!くれぐれもよろしくお願いします。
 「フィドルバンジョー」デュオで日本の若者ブルーグラッサーがいる地方にと、ステュアートは「女性ジャズボーカルの女王」と呼ばれるダイアナ・クラールのワールドツアーを抜け出し、一方のノームは今夏発表のパンチブラザーズ最新作『All Ashore』のサポートで全米コンサートツアーを終え、そして11月7日から2週間のヨーロッパツアーの合間を縫って、前後を含めてたったの6日間だけの日本滞在です。


Noam Pikelny and Stuart Duncan - "Tallahassee" Rehearsal

 ステュアート・ダンカン(54)は、1980年代後半以降のブルーグラス界最高のフィドラーとしてあらゆる名演/名盤に名を刻み、ジョージ・ストレイトやアラン・ジャクソンをはじめとするメジャーカントリー、さらには現在ツアー中のダイアナ・クラール(夫はエルビス・コステロ)とのジャズ、そしてクラシックの世界的チェリストヨーヨー・マとの『Goat Rodeo Sessions』では4度のグラミー受賞するなど(驚くべきことにステュアート、「楽譜は読めなかった!」というブルーグラス信奉者!!)、「フィドル」を別次元に引き上げたアメリカンフィドルの最高峰!

 一方、伝統的ブルーグラス5人編成のパンチブラザーズのメンバーとして最先端のまったく新しいアメリカンポップを提示するベラ・フレック以降のバンジョー最高峰、ノーム・ピケルニー(37)は、2006年のジョン・カウワン・バンドと2016年のパンチブラザーズにつづく3度目の来日。矢野顕子が追っかけをするというパンチの「ブルーノート東京」で連続三日間6公演が大評判、日本音楽界に衝撃を与え、「年末あたりには、おそらく今年最高の洋楽系ギグのひとつとして語られるのではないでしょうか」(ブルーノート東京より)と評された。そののちノームは単身、第45回宝塚ブルーグラスフェスに参加、多くの人と交流しブルーグラス小僧ぶりを発揮している。

 「フィドルバンジョー」というユニークな究極アンサンブルをぜひやりたい! 聴かせたい!という、その意気込みでの来日です。そのブルーグラス愛を皆さんにも感じていただきたい。きっとすごい音が聴けます!

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