マイケル・デイブズ 超ブルーグラス原理主義者?!!
本日は編集長に代わってブログ管理人が書かせていただきます。
マイケル・デイブズ。どちらかと言うとクリス・シーリとのアルバム>『Sleep with One Eye Open』でご存知かたも多いともいます。
ムーンシャイナー2011年7月号より
超ブルーグラス原理主義者 マイケル・デイヴス
クリス・シーリの天才については、60余年のブルーグラス史に現れたビル・モンロー
を凌駕するストリングバンド音楽の改革者、かも知れない、というビミョーな位置に置
いて、もうトヤカク言うのは止そう。少なくとも、サム・ブッシュやデビッド・グリス
マンよりはるかに、その衝撃波が大きいことだけは、胆に刻んで……。
そのクリスが、マイケル・デイヴスという若者と、昨夏のパンチ・ブラザーズ第3作
(公式には第2作)『Antifogmatic』につづいておそらく今年のブルーグラス最高作の
ひとつ、オールドタイム・ブラザーデュオ作品『Sleep with One Eye Open』(左写真
)を発表した。クリスと対で組む奴、……マイケル・デイヴスってどんな奴だ!?と思え
ば、やっぱ、そんな奴……、超ブルーグラス原理主義者!?
本日の主役は”クリス・シーリ”ではなく、あくまで”マイケル・デイブズ”です。
彼の新作”Orchids and Violence”。タワレコのコピーには、
「ブルーグラスのトラディッショナル曲を、伝統的なアレンジと実験的ロックの2通りで解釈した野心的な作品」とあり、Side1がブルーグラス・サイド。Side2がエレクトリック・サイドの構成で、同じ曲をアレンジを変えて演奏してます。
ブルーグラス・ファンにはSide1なのでしょうが、是非此のアルバムがSide2をじっくり聴きこんでいただきたいです。
個人的には”ジャムグラス”好きとか”デッド・ヘッズ”には受け入れていただけるアルバムじゃないかと思います。
このアルバムのことを教えくれたのは横浜の島田耕さん、
「ブルックリンのサブカルの今を知るには良いアルバム。」ということです。
「第3回 アールの日、ゲスト:宮本有」
「第3回 アールの日、ゲスト:宮本有」
日曜日の午後、軽くビールしながら、スリーフィンガーバンジョー(ポリリズム)を楽しみませんか?
初心者から上級者まで、バンジョー弾きと、「バンジョー弾きって何考えてんねん……!?」と思っている人たちのための楽しいミーティングにしたいと思います。
是非お気軽にご参加ください。
●3月20日(日)14時~17時。
●兵庫県西宮市・JR甲子園口駅前・ダートマスクラブ(0798-66-4911)。
https://www.facebook.com/dartmouthclub/
●大人¥2000- 学生¥1000-(1drink付き)
●プログラム
- 14:00~14:15
Greetings and Opening Jam - 14:15~15:00
いかにメロディを五弦表現するか? 季節柄、思いついた「春が来た」。誰でも知ってるこの童謡の旋律をどう弾くか?……この曲を課題曲としますので当日、参加者のアレンジもぜひ披露してくださいね。さまざまなノウハウを楽しみましょう。 - 15:00~16:00
ゲストの宮本氏が今年のムーンシャイナー1月~2月で連載特集したアール宅を訪問したときのビデオを鑑賞し、アールの人柄に触れながら、その中で紹介される“Brown's Ferry Blues”など、ムーンシャイナー誌掲載のタブ譜も参考にアールの奏法を学んでいきます。 - 16:00~17:00
ブルーグラスというジャンルの音楽性の根幹を成すと考える五弦バンジョーのスリーフィンガー奏法(ポリリズムとシラブル!)とバンジョーという楽器に関するあらゆる質疑応答などを歓迎します。そして参加者のうち希望者による演奏やジャムで、三々五々解散。
(問)fiddleandbanjo (a) nifty.com(サブさん)
ステュアート・ダンカン 「フィドル ワークショップ」
ステュアート・ダンカン 「フィドル ワークショップ」
~ジャズボーカルの女王という言われるダイアナ・クラールのバックアップとして30年ぶりに来日する世界一のフィドラー、ステュアート・ダンカン(51)。
ヨーヨー・マらとの『Goat Rodeo Sessions』でグラミー受賞(2013年)をはじめ、ブルーグラスをベースにオールドタイムからブルース、ジャズ、ロックなどジャンルを超えた活躍をつづける世界最高のフィドラーによるバイオリンのワークショップです。
ステュアートによる
セットアップのアドバイス
ツールへの脳と指のシンクロ
メロディとバックアップのアプローチ法
インプロバイズ/タイミング/テイスト/トーンの分析
などをテーマに、その至芸とともにお楽しみください。
- 2月26日(金)18:00~
- フォルテ・オクターヴハウス
〒171-0022
東京都豊島区南池袋1-26-9 第2M.Y.T.ビル8階
03-3982-8711
池袋駅東口より徒歩1分、1~3階がユニクロのビル8階 - 参加費用:¥6,000-(定員あり)
- お問い合わせ:サリーアン fiddleandbanjo@nifty.com
0797-85-8384(渡辺三郎) - 協力:Jazz Violin Direction Japan
Bluegrass Journal“MoonShiner”
「シェイプノート歌唱法」その2
前回「東京セイクレッドハープ・ミーティング」についてご案内しました。
東京セイクレッドハープのサイトで「「セイクレッド・ハープの世界へようこそ」というタイトルで、詳しい解説のPDFが公開されています。
ご興味のある方は是非一読をおすすめします。
Shape Note Singing in Tokyo
「シェイプノート歌唱法」東京セイクレッドハープ・ミーティング
ブルーグラスアンサンブルの大きな魅力はその楽器とハーモニー。フィドルとバンジョーという、19世紀にアパラチアで始まったアンサンブル以前、同じアパラチアで流行したのが「シェイプノート」と呼ばれる歌唱法です。その影響はラルフ・スタンレーら、ブルーグラスハーモニーの南部バプティスト系のハーモニーに色濃く残っているとされます。
そんなシェイプノート歌唱法を楽しもうという月例ミーティングが来週19日に池袋で、また「みんなでアカペラ四部合唱を歌おう!」という世田谷区立青少年交流センター主催のワークショップが23日に世田谷で予定されている。
アメリカの民衆ハーモニーについては、ムーンシャイナー2012年6月号「ブルーグラス・ハーモニー前編~教会音楽とシェイプノート・シンギング」と、同7月号「アメリカン・ハーモニー後編~バーバーショップとブルーグラス」に詳しい。